Vibe Codingとは?ノリと直感でコードを書く新しい開発スタイル
体験談:Unity開発中、「やりたいけど書けない」をAIが埋めてくれる
Unityでゲーム開発をしていると、**「こういう機能を入れてみたいけど、コードの書き方がわからない」**という場面によく遭遇します。
例えば、「キャラの近くに来たら敵が自動で攻撃してくるようにしたい」と思っても、AIや当たり判定、アニメーション制御などが絡むと一気に複雑になります。
そんなとき、ChatGPTに**「近づいたら敵が攻撃する処理を入れたい」と自然な言葉で伝えると、プロトタイプコードを提示してくれる**んです。
細かい仕様はあとから詰めるとして、とりあえず“それっぽい動き”がすぐに見える。このスピード感と柔軟性に驚かされました。
今や、自分のアイデアとAIの力で、**ノリと勢いで開発を進めていく「Vibe Coding」**というスタイルが、個人開発の現場で静かに広がり始めています。
「Vibe」でコードが進む時代へ
「この機能、こんな感じで動いてほしいんだよね」
「OK、じゃあ仮でこんなコード書いてみる?」
「うん、それっぽい!でももうちょいUIをかわいくして」
そんな会話がリアルタイムにAIとできる時代。細かい仕様を詰める前に、アイデアを“流れ”で形にしていく。これがVibe Codingの本質です。
Vibe Codingの特徴
1. ガチガチの設計より“会話ベース”
従来の「要件定義→設計→実装」ではなく、AIとの対話で「とりあえず動くもの」から始める。思いついたことをその場で試せるので、プロトタイピングが爆速。
2. コードを書くより“コードに話しかける”
「このボタン押したら、音楽鳴らして。あと背景も変えて」
そんな“ざっくりした指示”も、AIがコードとして具現化。技術よりも感覚優先のスタイルが可能に。
3. 試行錯誤が前提
完璧を求めない。まずは“ノリ”で作ってみる。気に入らなければ直せばいい。AIという相棒がいるから怖くない。
実際にやってみた:Vibe Codingの一例
🎤 開発者:「レトロな雰囲気のUIで、ボタンを押すとピクセル風の爆発が起こるアプリ作りたい」
🤖 AI:「了解!仮でレトロなUIテーマと爆発アニメーション入れてみるね」
🎤 開発者:「爆発の色、もう少し赤っぽくできる?」
🤖 AI:「OK、色調整したよ。あとボタンも少し大きくした」
このように、チャット感覚でアプリの完成度がどんどん上がっていくのです。
なぜ今Vibe Codingなのか?
- ChatGPTのような強力なAIが、自然言語→コードへの変換を実用レベルにした
- スタートアップや個人開発者が増え、スピードと柔軟性が求められる時代に
- 直感的に作ることで、“遊び心”や“偶然のひらめき”がプロダクトに宿る
Vibe Codingが向いている人
- コーディング初心者(技術的な壁をAIがサポート)
- アイデアはあるが、形にするのが苦手な人
- 「作るのは好き。でも設計は苦手」な人
- 一人でも“共同開発してる感”がほしいソロ開発者
今後の可能性
Vibe Codingは、単なる開発支援の域を超え、創作パートナーとしてのAIとの共創を意味します。
将来的には、「音楽に合わせてアプリの演出を自動生成する」など、ノリそのものがコードになる世界が来るかもしれません。
まとめ
Vibe Codingは、“正しさ”より“楽しさ”を重視する開発スタイル。
設計や技術にとらわれず、AIと一緒に、ノリとフィーリングで作品を作り上げる。
そんな時代が、すでに始まっています。
「コードを書くことが、会話になる」
Vibe Codingが、あなたの開発スタイルを変えるかもしれません。
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